風景構成法の意義深さ:前半

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風景構成法 おたすけ心理学

アートセラピールームPOFの清水です。

今日は、風景構成法のこんなところが意義深いな…と私が思う部分を描いていこうと思います。

まずはじめに、風景構成法とは何か?について簡単に説明します。

風景構成法とは、描画療法(絵を描く活動を利用して、心理的な問題にアプローチする技法)の技法であると同時に、
投影法(曖昧な刺激に対する反応から、その人のパーソナリティーの側面を理解しようとする方法)としても利用されている描画法です。

簡単に言うと、
セラピーとして心を癒す側面と、
検査として描き手の内面を映し出す側面とがある描画法なのです。

ここで一点。

検査として利用されているものなら、あたかも描き手の心を丸裸にする、正確に見抜いてしまうものなのか?と思う人もいるかもしれませんが、

そんなことは絶対にありません。

そもそも、投影法とは〝あいまいで多義的な刺激に対する反応を考察する〟ものなので、そこから得られる結果も非常に多義的であるはずです。

そして、その多義的な結果を統合的に眺めて解釈していくことは、見る側の腕にかなり左右される上に、
必ず、その解釈には見る側の主観が投影されます。

もちろん、ある程度の解釈基準は整備されています。
しかし、必ずしも、一義的に絵を見て意味づけることは決して出来ないのです。

描き手がどんな人なのか、何を感じているか、どんな風に見えているか、描き手にとってどんな意味があるのか…。

あくまでも、目の前の描き手が主役です。描き手を置いてきぼりに、絵だけを見て(または絵の内容だけを見て)、教科書通りに解釈することは出来ません。
※風景構成法に限らずどんな描画法も

ですから、「風景構成法を見て、自分のことを言い当ててほしい。」というものでは無いのです。

そしてもちろん、セラピストが一方的に描き手の絵をみて、「あなたは〇〇な人です。あなたの心にはこんな感情があります。」なんてことを勝手に決めつけて、答えみたいに言ってくる、なんてこともあり得ないのです。

話がそれましたが、

「じゃあ風景構成法にはどんな意義があるのか?」
次回に続きます。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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