アートセラピーで自分を知ることは 自己修正のためじゃない

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アートセラピー 雑談

アートセラピールームPOFの清水です。

今日は、
「アートセラピーで、自己理解を促すようなアプローチをする場合、それは何のために行うのか?」について書いていこうと思います。

アートセラピーについて、
「絵を描くことで、描いた人の心情やパーソナリティが理解できる」
といったイメージを持っている方は、一般的に多いかと思います。

もちろん、
描いた絵には、描き手の内的世界が投影されるため、絵を描く作業や完成した作品を介して、自分について改めて理解を示していくことは可能です。

しかし、ここで重要なのは、
「いったい何のための自己理解なのか?」だと私は思っています。

絵をただ読み解くことがイコール、アートセラピー ではありません。
それではただの心当てゲームになり、なにも解決しません。

特に、アートセラピーで自分と向き合いたいと考える方々の多くが、とても真摯で向上心のある方ではないでしょうか。
そのような方へ、何も目的を持たずに絵の解釈だけをお伝えするなら、
きっと向上心があるがゆえに、
「自分の至らない部分を修正しなくては…」という視点で絵をみてしまう可能性があります。

それは、今の自分に対する自己否定感になり、ますます自分を押さえつける要因になり得ます。

自己理解とは、自分の心の中にある様々なものに対して、〝良い〟〝悪い〟とジャッジすることなく

ただ「そうなのか」と理解を示してあげて、あらゆる自分を赦してあげることのためにあります。

自分を知ることは、自分を直すことではなく、赦すこと。
そしてそれは、自己受容、自己肯定感になっていきます。

「そんなことしたら、なんでもかんでもOKになって自分勝手な人間になってしまうのでは?
?ちゃんと自分を直さなきゃ人から嫌われちゃうんじゃないか?」

と、思う人がいるかもしれませんが、
それはまた全く別次元の話です。

自己受容、そのままの自分を赦すことは、自分にも他人にも優しく生きるためのステップになると思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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