自己紹介

清水 菜穂子 (しみず なおこ)

アートセラピールームPOF 代表

武蔵野美術大学卒業
ロンドン芸術大学留学

帰国後、 精神力動アプローチを基礎 にアートセラピーを学ぶ。
心理学・臨床心理学を包括的に学び、クライエント様の状況に応じてアートセラピーに応用しています。

アートセラピスト
絵画講師

 

はじめまして、アートセラピールームPOFの清水と申します。

わたしは昔から絵を描くことが好きでしたが、
いつも絵を描く時には、自分の中にある言語化されない何かを解放したり,整理をするような感覚が体感としてありました。
それがカタルシスだということや、アートセラピー的な意味合いなどには当時全く思い至らなかったのですが…。

その後社会人になってから、ロンドンにアート留学をしていた際にアートセラピーに触れる機会がありました。
ここで、芸術の持つ療法的要素に改めて関心を持ちました。

それまでのわたしには
「アートセラピー(に限らずセラピー一般)は限られた対象へのもの」という認識が漠然とありましたが、
アートセラピーを知っていく中で、「ごく大衆的で、誰もの役に立てるものだ。」と感じました。
そして帰国後、アートセラピーを本格的に学び、現在POFの運営に至っております。

 

個人的な話になりますが、
わたしはアートセラピーを学んでから、「自分の人生が変わった。」と思っています。
(大げさな言い方で、胡散臭く聞こえるかもしれませんが…。)

それは別に「アートセラピーに救われた」とか、「アートセラピーに導かれて」とか、そうゆう他力的な話をしたいのではなく、
アートセラピーというツールを通して、その瞬間ごとの「色んな自分を感じる」ことができた時に、それを受容したり許容していいんだ と思えた。というだけのことです。

たとえば、わたしは人の目をとても気にしますし、臆病な割に見栄っ張りでかっこつけです。
でも昔は、そんな自分の弱さや脆さを理解できておらず、素直に認めることもできず、
とにかく漠然と生き下手でした。

頭でっかちなわたしは、理屈で自分像を創り上げ、本来自分の抱える暗い感情や弱さ、寂しさにも蓋をしていました。
今考えると恥ずかしいですが、たぶん傍から見たら滑稽だっただろうなあ、と思います。(笑)

アートセラピーを通してわたしは、
今まで自分では意識していなかった生き方のクセ、今ここの自分、そしてなにより、本当の素直さを表現することを学びました。

自分を真っすぐ理解して認めてあげること。そして正直な自分を表現してみること。(思ったことを何でも他者に剥き出しにしていい という話ではありません。)

その経験を重ねることで、「どんな自分でもいいんだな」という蓄積ができます。
それは強さになるし、自分への優しさになる。ひいては他者への優しさにもなります。

わたしも世界も何も変わっていないけど、
「どんな自分でもいい」ということだけで、例えどんなことがあっても、どんな自分が出てきても、大丈夫だ、と思うのです。
だから、「人生が変わった。」と感じたということです。

めまぐるしい現代社会の中で、
〝症状〟を呈していなくても、〝普通〟に生活していても、メンタルケアを必要としている人は大勢いると思います。

皆さんの誰もが、それぞれの人生のストーリーをお持ちです。
その中にはもしかすると、悲しいことや苦しかったこと、自分ではどうしようもなかったこともあるかもしれません。

色んな経験を通して培われてきたものを、
「わたしはこうゆう性格だから」とあなたは思っているかもしれません。

でもそれは、これまでの人生の中でそうせざるを得なかったがゆえに、形成された生き方のクセだったりします。
もっと色んなあなたが瞬間瞬間に存在するはずだし、自分で作った枠組みに自分をずっと当てはめる必要はありません。

 

わたしの目指すところは、クライエント様ご自身がご自身の力で自己価値を見出していくことです。
問題一つにフォーカスするのではなく、その人の全体像を捉えること。〝問題〟をも含めた全体としてのパーソナリティーをその人自身が受容した上で、自分の人生をより良く生きていけるよう援助することを目指しています。

そして、アートセラピーによる深い自己理解と自己受容には、そのサポートを可能とする力があると信じています。

弊所を見つけてくださった方々が、
「やってよかった」と思えるような、人生を変えられるアートセラピーを一緒に行っていきたいと心から願っております。

instagram「セラピールームの様子」
instagram 「漫画でわかるアートセラピー」

 
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