アートセラピールームPOFの考え方

基本理念:ひとりひとりが自己価値を見いだせる世の中に
2014年「子ども若者白書」(内閣府による若者の意識調査,日本を含む7カ国対象)によると、
日本の若者は、他国と比較して自己肯定感が低く、意欲や充実感が見出せない、希望が持てないと感じている割合が非常に多いことが分かりました。
自己肯定感が低いと、人生の多くの時間を費やす仕事においては意欲や充実感を感じにくく、
また人生の基本である人間関係や家庭生活においては、困難や孤独、様々な問題を招きます。
現在日本政府は、子どもたちへの「自己肯定感を高める」教育を提言していますが、
社会人となった大人たちに対する「自己肯定感を高める」スキルやトレーニングというものは、現在の社会においてまだまだ浸透していないと感じます。
たくさんの方が、ちょっとした生きづらさを抱えながらも毅然として社会生活をおくっています。
POFは、そのようないわゆる〝ごく普通の健常な〟大人たちが、
- 自己肯定感を高め
- 自己価値を感じ
- ご自分の幸せを楽しむ
ための、スキル・トレーニングの一つとして、アートセラピーを提供していきたいと考えています。
近年注目を集めるアートセラピー
アートセラピーとは、造形活動により自身の内界を視覚的に表現することで、心身の回復を目指す心理療法です。(広義では、アート活動を心理療法に利用したもの=アートセラピー)
アメリカの副大統領夫人カレンペンスさんが来日された際、”アートセラピーの有用性”について言及したことで、現在アートセラピーが多くの人から注目を集めています。
アメリカやイギリスでは既に主流となっており、今後日本においてより注目度を増していく療法だと考えられます。
●言葉にならない自分の内面をイメージで表出することで、葛藤が解放される。(カタルシス効果)
●作品に投影された無意識のサインと対話をすることで、問題解決の手がかりが得られる。
●創作活動がリハビリテーション的効果を発揮し、心身の機能が回復する。
●自己理解と自己受容を促すことで、自己肯定感を高める。
アートセラピールームPOFにおける心理学理論
アートセラピールームPOF・清水菜穂子の行うアートセラピーでは、
「作品に投影される無意識への洞察を深めることで、自己理解を深め心の働きを統合していく」という点において、精神力動的なアートセラピーを基本としておりますが、
クライエント様に合わせて、その他のアプローチを基にしたアートセラピーを行う場合がございます。
皆様の安全を守るため
POFでは、クライエント様の安全を守るため、
専門的な心理的治療、介入が必要と判断される場合は、然るべき他機関をご紹介させていただくことがございます。
現在、心療内科を受診中、または公認心理士等の援助・介入を受けている方で、アートセラピーをご希望の方は、お申し込みの際に必ずお知らせください。
(担当医、または担当心理士とご相談の上で可能と判断される場合のみ、専門家の方針のもとアートセラピーを行う形になります。)

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